あさま山荘事件について「鉄球」「赤軍」程度のうすらぼんやりとした事象しか知らなかったので。
これは警察の指揮官の書いたもの。ぎこちなく感じる部分もあったが、知性の漂う文章だった。

たまたま、続けて読んだ先の「塀の中の〜」に登場した、連合赤軍メンバー。先のだけではともすればユニークとゆーか、悪い印象はさして受けない人物であるが。こちらを読んで、その罪を知り。
獄中の同志からの、そして警察とゆー斜逆の視点からの一人物を読み、罪を憎んで人を憎まずだよなぁ、とか思ったりなんだり。

さておき。警察の権威が堕ちて長い時間。
美化して書いている部分も、ないわけではないと思う。が。理不尽もある。が。そしてその経験を大事にしなくて良い社会になればなにより良いのだ。が。
戦争や生身の闘いの場を踏んできた人は、どこか違う。
こーゆーでかいことを言うのもなんだけれど、昨今は臭いものにはフタをしろ方式とゆーか、幼児教育の云々やらトラウマやらなにやら、気を使いすぎ、と、思っている。小学校低学年に原爆の写真は残酷すぎる、とかねぇ。それで戦争の時代の話を子ども向けにしたものまで、絵が残酷だとかねぇ。
それじゃー死体がゴロゴロしていた時代に子どもだった人は皆性格異常なのかしらねぇ。見せたくないけれど、見て学ぶこともあるのにねぇ。
面倒臭い話になってきたのでまた放り投げ。

内容は事件を指揮官の視点から書いたものだが、事件そのものとは別にまたいろいろと考えさせてくれる本でした。人となり。

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