あーもー、母め!

病であることは確定で、腹を切ることになる、と。しかし母にしては前向きでのほほんとしているので、気分が落ちなければ良いやな、本人にも現状では気分良くいることしか対処法はないし、と、少々安心していました。
が。
本日、実家へ行き、いろいろと話をしておりましたら。
「本当は去年、会社の健康診断の時に『一回ちゃんと検査しろ』って言われていたんだけど、手術とか痛いのヤだから放っておいたのよ」
言う。親を大切に、とか、敬え、とか、さておいて、言う。
バカか!ワニか!鶏か!
歯医者と同じです!放置しておいて自然治癒はなく、悪くなる一方だと、とてもよく、ワカリーマセンカー?アーユーおばか?
痛いのヤだから、って。
悪くなったら誰より大変になるのはまず我が父であり母の夫、ついで私、だとかさ、去年、考えませんでしたか?

まぁ、死ぬ気がないようなので、それなりに対応。お互い、状況に応じて頑張ったり力抜いて先々いきまっしょいと、これはもう約束。キーワードは「それなり」。
それなりに優しくもするが、甘やかしません。重ね重ね、死ぬ気ないようなので。死ぬ気ある人だったら過剰に優しくするが、その気がないのに優しくされたら(例え、結果が不本意になっても)イヤだと。

ショックのあまりの不思議っぷりや、はたまた強がりかとも考えはするが、本人がそんなんだから、こちらもそんなんに対応しますよ。勝手に深層心理を読むような真似はやめだヤメ!
まぁ、昨年は更年期の鬱々で、対処するのがイヤだった可能性はないとは言えないが。

ちょっと安心の要素であるのは、母がクリスチャンであること。お布施主義の宗教者であったら大変だったろうし、はたまたこの先改宗する可能性はないとは言えないが、現状で、そちらに傾く率は少し低い気がする。なんでも疑ってかかる人なので、すでにベースになっているものがあれば、脱線はしづらい。

やる気ないわーとか言っていたが、私とバカ話をして少しやる気が発生したようで。それはなにより。
ちなみに母の言う「やる気」は、日常生活の買い物をすることへの「やる気」である。自分の趣味の舞や絵には相変わらずその気なんである。それ、やる気ないとは言いません。
やる気が湧いてきたと言うので、それは自称・舞の天才だから、病から復帰して後、天才的な舞人として名を成し、生きているうちにドキュメンタリーなんかで「病後、才能を発揮した天才的な人間」として取り扱われ、やたら長寿の後まっとうに死んでから「知ってるつもり」で取り上げられるんだよ、と。
そしたらあのバカ、もとい、母め。
「天才、確かにそうかもね」と。

現状、母と娘、共に、病をなめてかかっております。
いやまー、それで良いんではないでしょうか。不安がったって良いことないし。
判明した今、病をおかずに母娘が愉快に会話できていることは、すでに魅力ある時間に昇華されているのだし。

で、母がまたやらかしましたよ。
「これ、生還したらこのまま返して。死んだらあんただけがひっそり読んで」と、袋に入れてヒモで縛ってガムテープを張ったノートを。
なんでも「物書くあんたに、少しでも原案というか、タネになったらいいと思うけど、生きているうちは絶対に読むな」と。
……母よ、恋話ですね(笑)
いやもう、読めました。透視です。
これまでも娘として衝撃的な事実をいくつか投げられてきましたので、透視できますよそりゃ。
乙女な母は私にノートを託すつもりらしいが、記録していない私は、この先、自分の子に恋話を残すことがあるのだろうか。それはもう、うたかたのままこのまま記録しないで行くでしょう。ダイヤモンドが灰になるように、ロマンスも灰になるから魅力あると考え。残してしまうからこそ乙女な我が母。私はそれは無理。嫌。ケモチワルイ。それとも歳をとったらそのように考えるのだろうか。

今日喰ったもの
朝/うどん
夜/餃子。カツオのたたき。冬瓜とトマトと干しえびのスープ。
祖母、母、私で餃子を包む。祖母がやはりうまいのですよ。
で、やっと、ちゃんと餃子を焼けました!
焼き餃子デビューですよ!
焼き餃子は鬼門だ、と、熱弁を奮っていた私が「水餃子なら皮から自作する」と言ったら、祖母が誉めてくれた。にこぽん。
冬瓜は良い。
最近、さぼり放題だった料理熱に火。ちゃんとします。

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