哀しみと怒りは混同したくないのだけれども
2013年4月8日 通常昨日は物凄く嫌な寝汗を一日中かきながら、それでもほとんど眠っていた。
今朝、職場へ行ったら隣の部署の女性が泣きながら入口から出てきた。
もう、それでわかってしまった。
うちの部署の正社員の一番の若手（52歳）の方、仮にNさんが亡くなられた。
隣の部署の女性は自分もガンを経験していて。Nさんはもう５年ほども入退院しながら、それでもニコニコと働いていてくれた。私や、ガンを体験していない人は、具合を気遣うことはできるけれど、病身や治療の辛さや、精神面で「どこまで話を突っ込んで良いのか」がわからないから「無理しないで下さいね」くらいしか言えなかったのだけれど、彼女は自分が体験していたからこそ、親身になってNさんと話をできていた。
以前にも、Nさんのことは名前なしで日記に書いたこと、あるかもしれない。
２月中旬、医者から「桜の花を見られるかどうか」と宣告を受け、届けを出さないが皆が知っている休職状態であった。「明日から会社に来ないね」と、Nさんは特に事情を知っている人にだけ言って、さりげなく休職に入った。その話をされた中に、彼女もいた。彼女はその段階で一度、涙していた。休職の間、ご家族で旅行に行ったりしたらしい。※Nさんと彼女は決していやらしい関係ではなく、お互い病気情報の交換や励まし合いをしていただけ。
ご家族も複雑で、Nさんは先妻を若いうちに事故の後遺症で亡くしている。男の子二人を男手一つで育ててきた。途中で結婚を考える相手がいたものの、思春期の子供らに反対されて断念。後、今の奥さんと再婚したのが、お互いある程度育った連れ子持ちで約６年前。やっと子供達の理解を得られて結婚してから、１年後に病気が発覚したのだ。
先週末あたりから、危篤に近い状態だという話が、知っている人には知られていて。木曜日にはNさんをフォローし続けていた人と、上司とが３人でお見舞いに行ったら、呼吸も苦しい中、喜んでくれたそうだ。
私とNさんは仕事を頼まれて持って行くと、いつも「バッチグーですね」と言ってくれて、私もNさんの成果に「バッチグーじゃないですか！」と返していて、バッチグーを流行語にしようと一緒に笑っていた。とても楽しかった。優しくて、私にも敬語を使ってくれて、おやつの分け合いなんかもして。身体が辛いのを見せず、みんなに平等に、笑顔を絶やさない人だった。辛い思いをたくさんしてきた後、やっと平和な家庭を再構築できたのに。
昨日の朝、ご家族に見守られながら亡くなられたと。
お通夜とお葬式は今週末。
それまでに対外的な対応、及び、社内対応、そしてお通夜とお葬式のお手伝い。なにも楽しませてあげられなかった私は、可能な限りお手伝いに行きます。こういう場合、会社の人が力を合わせる姿勢は培われてきたもの。今日はとりあえずの対応をし、明日からは残業の意味が変わって、お見送りの準備で残業になります。
Nさんが私にいつも「バッチグー」って言ってくれたように、一見、辛い悲しいことだけれど、Nさんの人生も「バッチグーでしたよ」と伝えたい。
デリケートな話題だけに、書いて良いかわからなかったけれど、記憶して記録して、忘れないことが私にできることだと思う。
３日に書いた、短期老人派遣の人のこと。
やっぱりキツい。今日も今日とて、朝、支店長からNさんの訃報が正式に公表されたのに、まだ、喫煙所で「そろそろこの土地にも慣れてきたから夜の飲み屋を〜」とか言ってきた。
私の所属している部署の正社員が亡くなったというのに。あまりに空気を読まな過ぎる。
スジが違う上に状況を把握していない。
特に今日は皆、哀しい気持ちでいて、Nさんを知る人と少人数で話をしたり、もしくは一人でNさんのことを思い返したい気持ちで一杯で喫煙所に行っているのに、私が行くと狙ったようにやってきて、酒の話。一人、気持ちを整理したいから思い切り考え事をしている顔をしているのに、無理矢理声をかけてくる。
正式なお通夜は金曜だけれど、それが、仲の良い人たちそれぞれで「気持ちのお通夜」で呑みに行くなら、皆のお見送りだからわかる。
それを、Nさんを知らない人の楽しみのためだけに、一緒に呑める気分になれますかと。
キレかけましたがスルー。
しかし、以前うちの部署にいた人が、目下、ヤツと同じ業務で短期派遣できている。その人に相談しようと帰りに「呑み、行けますか？」と声をかけたら、他の人も一人、先に約束していたので一緒に。その人に一緒に相談できるのは悪いことではない。
結論としては「ハッキリ『私、そのつもりないので、他の人にあたって下さい』と言う」のが一番。
確かにそうなんだけれども。
私は今の職場にいる間、色々な人間関係を見てきて「特に好かれたいとは思わないが、嫌われたら面倒臭い」人が数名いる。その人らに「嫌われない」ために、朝の挨拶や、喫煙所に入ったら「お疲れさまです」を、言うようにしていた。おかげで「特別好かれている訳でもないが雑談はにこやか。嫌われてはいない」状況を作り上げたのです。
それを、一人の勘違いのおかげでセーブした場合「嫌われたら面倒」な人にも「なんだこいつ」と思われる可能性があるのです。築き上げたものを、勘違いの人のせいで崩されるのは、やはり腹立たしい。
ましてや４月から雇用形態が変わって、派遣社員より少し格上げになった身としては、物の言い様によっては「経験も少ないクセに肩書き上がった途端に上から目線？」と思われる可能性を考えると、物言いに悩み。
先人二人から、フォローと知恵を頂いて、私たちのお通夜。
今日喰ったもの
昼／セブンイレブンの100円手巻き２本。スープ春雨。
夜／居酒屋メニューちびりちびり。
今朝、職場へ行ったら隣の部署の女性が泣きながら入口から出てきた。
もう、それでわかってしまった。
うちの部署の正社員の一番の若手（52歳）の方、仮にNさんが亡くなられた。
隣の部署の女性は自分もガンを経験していて。Nさんはもう５年ほども入退院しながら、それでもニコニコと働いていてくれた。私や、ガンを体験していない人は、具合を気遣うことはできるけれど、病身や治療の辛さや、精神面で「どこまで話を突っ込んで良いのか」がわからないから「無理しないで下さいね」くらいしか言えなかったのだけれど、彼女は自分が体験していたからこそ、親身になってNさんと話をできていた。
以前にも、Nさんのことは名前なしで日記に書いたこと、あるかもしれない。
２月中旬、医者から「桜の花を見られるかどうか」と宣告を受け、届けを出さないが皆が知っている休職状態であった。「明日から会社に来ないね」と、Nさんは特に事情を知っている人にだけ言って、さりげなく休職に入った。その話をされた中に、彼女もいた。彼女はその段階で一度、涙していた。休職の間、ご家族で旅行に行ったりしたらしい。※Nさんと彼女は決していやらしい関係ではなく、お互い病気情報の交換や励まし合いをしていただけ。
ご家族も複雑で、Nさんは先妻を若いうちに事故の後遺症で亡くしている。男の子二人を男手一つで育ててきた。途中で結婚を考える相手がいたものの、思春期の子供らに反対されて断念。後、今の奥さんと再婚したのが、お互いある程度育った連れ子持ちで約６年前。やっと子供達の理解を得られて結婚してから、１年後に病気が発覚したのだ。
先週末あたりから、危篤に近い状態だという話が、知っている人には知られていて。木曜日にはNさんをフォローし続けていた人と、上司とが３人でお見舞いに行ったら、呼吸も苦しい中、喜んでくれたそうだ。
私とNさんは仕事を頼まれて持って行くと、いつも「バッチグーですね」と言ってくれて、私もNさんの成果に「バッチグーじゃないですか！」と返していて、バッチグーを流行語にしようと一緒に笑っていた。とても楽しかった。優しくて、私にも敬語を使ってくれて、おやつの分け合いなんかもして。身体が辛いのを見せず、みんなに平等に、笑顔を絶やさない人だった。辛い思いをたくさんしてきた後、やっと平和な家庭を再構築できたのに。
昨日の朝、ご家族に見守られながら亡くなられたと。
お通夜とお葬式は今週末。
それまでに対外的な対応、及び、社内対応、そしてお通夜とお葬式のお手伝い。なにも楽しませてあげられなかった私は、可能な限りお手伝いに行きます。こういう場合、会社の人が力を合わせる姿勢は培われてきたもの。今日はとりあえずの対応をし、明日からは残業の意味が変わって、お見送りの準備で残業になります。
Nさんが私にいつも「バッチグー」って言ってくれたように、一見、辛い悲しいことだけれど、Nさんの人生も「バッチグーでしたよ」と伝えたい。
デリケートな話題だけに、書いて良いかわからなかったけれど、記憶して記録して、忘れないことが私にできることだと思う。
３日に書いた、短期老人派遣の人のこと。
やっぱりキツい。今日も今日とて、朝、支店長からNさんの訃報が正式に公表されたのに、まだ、喫煙所で「そろそろこの土地にも慣れてきたから夜の飲み屋を〜」とか言ってきた。
私の所属している部署の正社員が亡くなったというのに。あまりに空気を読まな過ぎる。
スジが違う上に状況を把握していない。
特に今日は皆、哀しい気持ちでいて、Nさんを知る人と少人数で話をしたり、もしくは一人でNさんのことを思い返したい気持ちで一杯で喫煙所に行っているのに、私が行くと狙ったようにやってきて、酒の話。一人、気持ちを整理したいから思い切り考え事をしている顔をしているのに、無理矢理声をかけてくる。
正式なお通夜は金曜だけれど、それが、仲の良い人たちそれぞれで「気持ちのお通夜」で呑みに行くなら、皆のお見送りだからわかる。
それを、Nさんを知らない人の楽しみのためだけに、一緒に呑める気分になれますかと。
キレかけましたがスルー。
しかし、以前うちの部署にいた人が、目下、ヤツと同じ業務で短期派遣できている。その人に相談しようと帰りに「呑み、行けますか？」と声をかけたら、他の人も一人、先に約束していたので一緒に。その人に一緒に相談できるのは悪いことではない。
結論としては「ハッキリ『私、そのつもりないので、他の人にあたって下さい』と言う」のが一番。
確かにそうなんだけれども。
私は今の職場にいる間、色々な人間関係を見てきて「特に好かれたいとは思わないが、嫌われたら面倒臭い」人が数名いる。その人らに「嫌われない」ために、朝の挨拶や、喫煙所に入ったら「お疲れさまです」を、言うようにしていた。おかげで「特別好かれている訳でもないが雑談はにこやか。嫌われてはいない」状況を作り上げたのです。
それを、一人の勘違いのおかげでセーブした場合「嫌われたら面倒」な人にも「なんだこいつ」と思われる可能性があるのです。築き上げたものを、勘違いの人のせいで崩されるのは、やはり腹立たしい。
ましてや４月から雇用形態が変わって、派遣社員より少し格上げになった身としては、物の言い様によっては「経験も少ないクセに肩書き上がった途端に上から目線？」と思われる可能性を考えると、物言いに悩み。
先人二人から、フォローと知恵を頂いて、私たちのお通夜。
今日喰ったもの
昼／セブンイレブンの100円手巻き２本。スープ春雨。
夜／居酒屋メニューちびりちびり。
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