真心、大切ね

母ミラクル発生。
とんでもねぇ、ちょいと迂闊に口に出せない級のミラクル。
しかも、宝くじ等の金銭直結でない上に、心ある上でのミラクル。

なに、うちの家族のミラクル引き率。
基本的に一行改行や段落わけするのがキライな私が、ガツガツ改行してしまうほどのミラクル。
混乱しています。
書ける範囲で、書きます。

母はとあるアーティストの長年のファンです。
「アーティスト」は、音楽も絵画も文章もその他四方山、いわゆる「芸術」関係を含めた意味で読んで下さい。
特定されるとアーティストさんご自身にご迷惑がかかると想定されるので。

昔から、ファンレターを、頻繁とまでは行かずとも、事務所に送っていました。
定期的ではないけれど、多分、少なくとも１年に一度くらいは送っていたと思う。
具体的には聞いていないが、40年くらい送っていると思う。
当然、ファンレターを送るだけで、一方通行。
母も見返りを求めていた訳ではなく、作品や世界観が好きです、今後も楽しみにしています、と、伝えたいだけ。

本日、母の元に、アーティストさんご自身から、直筆の手紙が届いたと……。
事務所に送っていたファンレターを転送する手間を、これ以上、スタッフにかけたくないから、これからも送ってくれるなら、自宅に送って下さい、と。

当然、アーティストさんも御高齢で、字を書くのも結構大変な状態である。

そして、アーティストさん、かなり大物。
辛うじて現役。
縁起でもないが、亡くなったら、記念館なりミュージアム、一時的にでも作品展は開催されること確定級。

その直筆個人的手紙の価値たるや。
もちろん、アーティストさんも、母も、後々、金になったりコネになったり云々が目当てではなく、本当に、良いファンと、心あるアーティストさんだから成り立った、人間同士の麗しい交流が。

母の継続したファンレターが、アーティストさんの「創りたい」気持ちに拍車をかけて、新作を創るエネルギーになっているのだとしたら、ファン冥利に尽きる。
大層、涙が出そうな交流。

そーゆー、心あるアーティストさんを好きで、継続して一方通行応援していた母もすごいと思う。
多分、何十年も手紙という形で継続していたの、母だけだと思う。
だから、直筆をくれた。
お互いにすげらしい、奇跡の交流。

そして母に「それは色々な意味で、家宝じゃ」と、理屈や感情の行き来を説明したら、やっと「そうか！言われるまで気付かなかった！」とゆー、母の鈍感さに笑った。それで良いのだ。

今日、他にも色々あったが、この感激的状況に頭を浸食されているので、ここまで。

今日喰ったもの
朝／納豆ご飯
昼／カレースープ的なレトルト。ご飯。
夜／メバルの煮付け。
ここらへんも今日、衝撃により、後日色々書いて行くと思います。