食べるのは楽しい

お弁当の定番おかずってなんだったか、と、思うと自分め、煮卵と、ほうれん草のおひたしが真っ先に出てくる。
小学校時代は毎昼給食だから、遠足や運動会でしかお弁当を食べる機会はなかった。イベント時のお弁当は、祖父母等含め8人分くらいだったから別計上とする。
個人の小さいお弁当箱を思い出した場合、幼稚園に遡っても、中学以降に遡っても、お弁当に卵焼きが入っていた経験がない。多分100％。君は1000％。
私が煮卵好きなのには、確実に、母が卵焼きを作らなかったとゆー事実が絡んでいると思う。
父は営業だったしお弁当派ではなかった（今は職場に自作弁当を持って行くのが趣味だから、当時の業務上、付き合い等で外食のほうが便利だったのだろう）
何故、母は煮卵派かといえば、多分、卵焼きを作るほうが面倒臭いから。母自身のと兄のと私の、3つのお弁当の一品を作るのに、いちいちフライパン使って洗っていられませんとゆー趣旨だと想像。我が家の煮卵は、ゆで卵を作ったら、酒と味醂と醤油にカツオ出汁を加えて、雪平で煮るとゆーより炒り付ける。汁っけは鍋底から1センチあるかないか。そんでも充分、味も色もつきます。そして母の仕掛けは、卵を炒り付けた後、半分に切り、鍋に残ったタレに切り口をペタっとくっつける。これで黄身にも味がついてなお美味しいのよー。

長々と煮卵について書いているが、自分がお弁当を作るようになり、卵焼きも人並みに作ってはみたものの、結論として「煮卵を作ったほうが、お弁当箱において占める割合が大きい」とゆーことだ。具入り卵焼きはもう、かに玉とかニラ玉みたいな気持ちになる上、具を使う割に、煮卵より食べ応えがない。同じ一つの卵に、酒やらで少々増量しているのに、スペースを取らない上に食べた感が少ない。
でもね、外食時のラーメンの煮卵はそんなに好きじゃあないのん。その場合はフツーのゆで卵のほうが好き。
ついでに言えば、子が幼稚園時代に週一回お弁当だった。その頃ですよ、人並み卵焼きをそれなりに作っていたのは。他の子供らのお弁当が卵焼きなのに、似たようなもんが入っていないのは寂しいかと思って、面倒でも卵焼きも作りましたよ。ゆで卵や、煮卵をローテーションで。しばらくして子に、どの卵が一番好きか聞いたら「ゆで卵」とゆー、よりにもよって手抜きを一番押し。その言葉により、私は安心して楽をできました。

ところで本当に今日、書きたかったのは、卵よりもポテトサラダについてである。
ポテトサラダもまた、一般的にはお弁当の定番メニューであるはずなのに、卵焼きと同じく、私のお弁当に入っていなかった。私の記憶違いで、卵焼きが入っていたことはあるかもしれないが、ポテトサラダだけは絶対になかった。
こちらは母から後日、きちんとした理由を聞いたので覚えている。
兄の通っていた幼稚園が、お弁当にうるさく、調理済ジャガイモは足が速いから絶対にお弁当に入れるなと念押しが厳しかった。一度、隙間埋めにちょっとくらい良いだろうと、前夜の残りのポテトサラダを入れたら、先生が目ざとく見つけ、兄にポテトサラダは残させ、母自身にも「あれほど言いましたよね。ジャガイモ禁止です」と注意されたそうな。
そんな訳で、まー入れないなら入れないで適当に、と、別のおかずを入れる習慣となり、私のお弁当にもポテトサラダやフライドポテトは入っていませんでした。ポテトサラダを食べるのは自宅。

そして今の自分のお弁当はといえば、たまにポテトサラダを入れている。ポテトサラダを大量に食べたい訳ではなく、少量で充分だから、お弁当に入れるのに最適なのです。兄や私の子供時代と違って、冷蔵庫やらもあるしね。
だからコンビニ等のポテトサラダにはとても抵抗がある。保存料を大量投入しているのではないかとか。兄の通っていた幼稚園の指示は、幼児に万一のことがあったら、とゆー考え方だから良いことだと思う。

食べることばかりねー。
食べることと眠ることが生きているうちで最低限譲れないことだから、日記の内容がそればかりになっても問題はない。

今日喰ったもの
昼・ココナツカレーフォー。残り汁にご飯、
夜・豆腐と春菊の湯豆腐。ししゃも。めかぶと長ネギのポン酢。